オンライン上のなりすまし対策マニュアル
ドメイン名、SNSアカウントなど企業の商標等を不当に活用し、あたかもブランド企業のWebサイトやSNSアカウントであるように「なりすまし」、ブランド企業とそのユーザーからの信頼を奪う事案が増加しています。 これらの「なりすまし」「詐欺サイト」への対策についてまとめました。
1.見つける(Detection)
ユーザーやパートナーからの通報や検索エンジン等を使った作業により「なりすまし」サイトやアカウントを見つけます。その際、次の点にも注目しましょう。
- ドメイン名、タイポスクワッティング
- HTMLタグ
- ファビコンに使われているロゴ
- 画像の逆検索
「なりすまし」が特定できたら、ドメイン名やアカウントの取り消し、一時停止の為の申請を行います。
<主要な対応>
- レジストラ、ホスティング会社へ申請
- SNS、Appsプラットフォームへ申請
- WIPOなど紛争解決サービスプロバイダへ申請
<追加的な対応>
- CMSプロバイダーとの連携
- ICCAN等との連携
- Google safe browsing
- Google De-indexation
「なりすまし」を除去できた場合も、再発防止のため継続的に監視しましょう。
なりすまし対策は企業の法務、知的財産部門のスタッフや顧問弁護士などで組織するチームで取り組むケースが多いと思います。案件が少なければ良いのですが、非常に多くの事案を解決するには、専門のサービスベンダーの活用を検討されることをお勧めします。
Red Pointsのなりすまし対策サービス「Impersonation removal」は約80~95%の成功率と、ソフトウエアによる自動化により圧倒的なスピードと量のなりすましを処理してきました。